もはやガソリンは生活必需品。
電気もガスも、水もお茶も安いものを選んで節約する時代ですが、ガソリンも例外ではありません。
できるだけ安く給油をしたいのは当然のことです。
そこで、ホンマでっか!?TVで発覚した「日曜日朝がお得になる」理由をさらに深掘りします!
皆さん一緒にガソリンの仕組みとお得な購入方法を確認していきましょう。
ガソリンは「日曜日の朝がお得」?
ガソリン価格の変更は、月曜日か、火曜日に行われやすい
ガソリンの価格は、仕入れの上がり下がりに合わせて各店舗変更を行います。
その際、来客数の多い週末を避けるため、月曜日か火曜日に価格の変更が行われる傾向にあります。
集客重視の週末と利益重視の平日
週末(特に日曜日)は出かける方も多いので、集客のため、お得なキャンペーンやイベント、価格も安く設定される傾向にあります。
平日は業務車、法人車の割合が多いため、価格を多少高めにしても契約や必要給油で来客は保たれます。
近隣スタンドとの価格競争
複数のスタンドが近距離で存在する地域では、一方が価格を下げると他が追随する、という動きが起こります。
この傾向は、価格が安く設定されやすい週末により起きやすくなります。
ガソリンは温度が上がると体積が大きくなる
ガソリンは温度が上がると体積が大きくなる性質があります。
そのため気温の低い朝方にガソリンを入れたほうが燃費が向上するとされています。
ガソリンは温度が1℃上がるだけで体積が約0.00135倍に膨張します。
たとえば、気温10℃の地下タンクから汲み出したガソリンを、炎天下の気温30℃のタンクに40リットル給油すると、その体積は約1.08リットルも増加する計算になります。
ガソリン価格の構成
ガソリン価格の構成はガソリン税と本体価格から成ります。
例えばガソリン価格が172円/Lの時の内訳は以下のとおりです。
| ガソリン税 | 消費税 | 15.4円 |
| 暫定税率 | 25.1円 | |
| 本来の税率 | 28.7円 | |
| 石油石炭税 | 2.8円 | |
| 本体価格 | 原油コスト | 100円 |
| 精製費・輸送費・販管費など |
4割以上が税金です。
暫定税率が年内廃止されることが決定しましたので
来年2026年1月1日から25.1円(+消費税)安くなり、税金の割合も3割ほどに抑えられます。
(※注 現状はすでに補助金10円/Lが出て価格が抑制されていますので、実感は15円ほどの減額)
またガソリン価格に影響を与えるのが、為替です。
原油はドルをベースに価格設定され、それを日本円で輸入するため為替レートが重要になってきます。
円安の現在、円の価値が低くなり、ガソリン価格が割高になっています。
ガソリン価格まとめ
- ガソリンの価格は週末(特に日曜日)集客のため下がりやすい
- ガソリンは温度が上がると体積が大きくなるので、朝方の方が燃費がいい
- ガソリンの価格は暫定税率の廃止によって来年以降15円/Lほど安くなる
- ガソリン価格は為替の動向にも影響を受ける
ガソリン価格が下がると、運送・物流業界のコストも下がり、運搬商品や運賃などの値下げにも波及していくことが期待できますね。


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