外で友達とランチをしていると、なぜか私だけが蚊に刺されます。
気づけば足や腕にいくつも赤い跡ができていて、隣にいる友達はまったく刺されていない、そんなことが何度もありました。
よく「蚊に刺されやすい人の特徴」として、血液型がO型、汗っかき、体温が高い、アルコールを飲んでいる、二酸化炭素を多く出す体質などが挙げられます。
確かにどれももっともらしい特徴です。
でも、私の周りには、私より汗をかく人も、お酒をよく飲む人も、体温が高そうな人もたくさんいます。
それなのに、なぜか刺されるのはいつも私ばかり。
健康診断の数値に問題はなく、異常を指摘されたこともありません。
そんな経験を重ねるうちに、「一般に言われている原因だけでは説明できないこともあるのでは?」と思うようになりました。
これは、蚊に刺されやすいという小さな出来事をきっかけに、数値や見た目ではわからない体のサインの意味を考えるようになった私の体験です。
一般に言われる「蚊に刺されやすい原因」
蚊に刺されやすい理由について調べてみると、「定番の説」がいくつか出てきます。
まずよく知られているのが「O型の血液型」です。
ヒトの約80〜85%は、血液型抗原を汗や唾液の中に分泌しています。
O型の分泌型の人は、皮膚表面にH抗原の化学物質を放出しており、これが蚊を引き寄せやすいと言われています
次に挙げられるのが「汗をかきやすい体質」。
汗に含まれる乳酸や皮膚のにおいは、蚊を引き寄せる要因になるといわれています。
運動後や暑い場所で刺されやすいのは、そのためだとも説明されています。
さらに、「体温が高い人」や「アルコールを摂取している人」も刺されやすいとされます。
体温が高いと蚊が熱を感知しやすくなり、お酒を飲むと代謝が上がって二酸化炭素の排出量が増えるため、蚊が寄ってきやすくなると言われています。
どれも理屈としては納得できる説明ですし、実際に当てはまる人も多いでしょう。
けれども、私の中では、これらの「定番の説」だけではどうしても腑に落ちず、違和感が残り続けていました。
はり治療の先生に言われた言葉
そんなモヤモヤを抱えながら、鍼灸院に通っていたときに、はり治療の先生からこんな話を聞きました。
「蚊に刺されるところってね、体の中で流れが滞っている場所なんだよ。僕たちは冗談で“モスキート先生”って呼んでいるんだ。」
最初は思わず笑ってしまいました。
けれど、よく考えてみると不思議と心に残る言葉でした。
東洋医学では、体の不調は必ずしも検査の数値に現れるものではなく、気や血の巡りのバランスが乱れることで現れると考えられています。
蚊に刺される箇所は、血流や代謝の状態が関係しているのではないか――そんな視点を初めて知りました。
それまで私は「刺されやすい体質は変えられないから仕方ない」としか思っていませんでした。
でもこの言葉をきっかけに、蚊に刺されるという小さな出来事も、もしかすると体からのサインなのかもしれない、と考えるようになったのです。
数値ではわからない体の異常があると気づいた
改めて振り返ってみると、私はずっと「健康=検査の数値が正常であること」だと思っていました。
血液検査に異常がなければ安心、健康診断で引っかからなければ問題ない、そう考えるのが当たり前だったからです。
しかし実際には、数値に現れない体の状態というものが確かに存在します。
冷えやすさ、疲れやすさ、むくみやすさといった感覚的な不調は、検査では異常が出なくても、本人にとってははっきりとした違和感として現れます。
蚊に刺されやすいという現象も、もしかすると同じように「目に見えない体の状態」が関係しているのかもしれません。
そう思うようになってから、私は自分の体を“数字だけ”で判断するのではなく、日々の感覚にも目を向けるようになりました。
私が始めた体を整える習慣
そこでまず取り入れてみたのが、食生活を少し整えることでした。
特別なことをしたわけではありませんが、体の巡りを意識して、白米中心の食事から玄米を取り入れるようにしました。
玄米は食物繊維やミネラルが豊富で、腸内環境を整えやすいと言われています。
また体を温めるため、生姜やニンニクを定期的に摂るようにしています。
味に深みが出ますので、塩分を減らすこともできます。
特に、生姜は皮付きのまますりおろして使うと手間が省けますし、栄養を丸ごと取り入れることができます。
味噌汁や飲み物に加えるとアクセントになりますね。
できることから少しずつ食生活を変えていくと、体が疲れにくくなったような感覚があります。
次の蚊のシーズンで、昨年よりも刺されにくくなっていれば、体質改善のバロメーターにもなると思います。
蚊に刺されやすい原因まとめ
一般に言われる「蚊に刺されやすい人の特徴」は
・血液型がO型
・汗っかき
・体温が高い
・アルコールを飲んでいる
・二酸化炭素を多く出す体質
などがあります。
一般に言われる「蚊に刺されやすい人の特徴」を理解しながらも、それだけでは、なぜ自分が蚊に刺されやすいのか納得できませんでした。
「蚊に刺されやすいのは体の中で流れが滞っている箇所だ」と、はり治療の先生が教えてくれたことが、自分の体と向き合うきっかけになりました。
体質改善のため、まずは玄米食など食生活の見直しから始め、疲れにくい体になってきた実感を持てるようになりました。
もし、「なぜか自分だけ刺されやすい」と感じている人がいたら、体が何かを伝えようとしているサインなのかもしれません。
そんな視点で、自分の体と向き合ってみるのもひとつの方法だと思います。


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